16.三日月哀歌
作詞:阿久悠
作曲:川口真
初心と純との初恋は
とうに破れて 夢の中
白い林檎の花びらを
風が散らした あの日から
*やせても照らせ 三日月よ
せめても遠い面影を
吐息を酒にあびせつつ
今宵もきみを また想う*
ふれて恥じらうくちびるに
熱い涙が流れ込み
永遠の別れの旅立ちを
ひとり見送る 影法師
欠けても照らせ 三日月よ
哀れと思え 初恋を
年月重ね 日を送り
おさないままの きみに逢う
初心で色づく はじらいと
純が邪魔する ためらいが
花の嵐に あそばれて
ついに思いも とげぬまま
落ちても照らせ 三日月よ
忘れることのないように
ほろほろ泣いて くちずさむ
はるかなきみの 好きな歌
(*くり返し)
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